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耐久性と耐候性から考える塗料選び:艶有りと艶無しどちらを選ぶ?

外壁塗装の塗料選びで艶有りと艶無しのどちらを選ぶかは、耐久性や耐候性といった機能性の観点と、建物の外観に求める美観の観点から検討する必要があります。

 

艶有り塗料はその光沢感が特徴で、都市部や工業地域など外壁が頻繁に汚れやすい環境にある建物に適しています。たとえば、交通量が多く排気ガスによる汚れが予想される場所や、海辺の塩分を含む風が直接当たる建物が良い例です。汚れが付きにくく、また付いても容易に洗い流せる艶有り塗料の方が、長期間にわたって建物を清潔に保つことができるでしょう。強い日差しを受けやすい地域も、高い反射率で塗料の劣化を遅らせる効果が期待できるので艶有り塗料がおすすめです。

 

一方、艶無し塗料は、その落ち着いたマットな質感が自然や歴史的な風情を重視する地域や建物に適しています。歴史的な街並みに溶け込むような伝統的な建物や、自然に囲まれた地域の住宅などがその例です。周囲の環境と調和し、風景の一部として自然に溶け込む美しさをもたらしてくれるでしょう。さらに、日差しが強くない地域や、直接的な汚れの心配が少ない場所では艶無し塗料によって建物の魅力を引き立てる効果が期待できます。

 

見た目の好みはありますが、建物が置かれている環境の特性や求められる外観のスタイルによって、艶有り塗料と艶無し塗料のどちらが適切かが決まります。汚れや気候の影響を受けやすい環境では艶有り塗料が、自然や歴史的な風情を大切にしたい場合は艶無し塗料が、それぞれの要件を満たす選択肢となるでしょう。