塗料や壁材の種類で変わる外壁塗装の塗装工事

 

1.外壁塗装の塗り替え時期

外壁塗装に使う塗料の種類によって、耐用年数に違いがあります。そのため、耐用年数の長いもの、耐久性の高いものを使えば、外壁塗装の塗り替え時期の目安年数も長くなります。また、目立った劣化が見られなくても外壁材にも耐用年数があるので、塗装工事と同様にこまめなメンテナンスにより、一般に言われている10年の塗り替えスパンよりも、耐用年数が長くなることがあります。

塗料以外でも建物の素材によっても変わってきます。

たとえば、タイルは耐久性も高く、丈夫でメンテナンス性もいいので、こまめにメンテナンスをすることで耐用年数を延ばせます。レンガも耐久性が高いですが、その分他よりは金額も高いです。

樹脂系のサイディングは、樹脂の含有量や「水性」「油性」によっても大衆性が異なります。塗料の耐用年数と合わせて目安にしましょう。

 

2.外壁のメンテナンスとは

外壁のメンテナンスは、まず洗浄です。カビやコケや汚れを、高圧洗浄機やブラシで洗浄します。ただし、破損個所があると、そこから壁内に水が入ってしまうことがあるので注意が必要です。この場合は業者にみてもらい補修などの対策が必要です。破損がある場合はあまり強い水圧で洗浄すると、塗装が剥がれることもあるので気を付けて作業します。

破損部分は、外壁塗装で部分補修します。全体的に直すのにはかなりの費用が掛かります。早めに直すことで、それ以上の破損を防ぎます。

部分的な補修では直せない場合は全体的な補修が必要になり、カバー工法や外壁材の重ね張りといった方法があります。重ね張りできる外壁材には、金属サイディングのような軽量の素材であることが必須です。ただし、費用もかなり高くなるので、定期的な点検は必要です。